記録 04
本人確認
本人確認をスマホで済ませる道と、郵送で受け取る道
本人確認には、画面のなかで完結させる道と、郵便を挟む道がある。どちらを選ぶかで、必要な書類も、口座の鍵の受け取り方も、やり直しの場所も変わる。この記録では、二つの道を並べて書く。
道が二つに分かれる場所
分かれ目は、顔写真つきの書類と、写真を撮れる端末が手元にあるかどうかになる。両方そろえば画面のなかで終わり、欠ければ郵便を挟む道に回る。
確かめられる中身は、どちらの道でも同じになる。氏名、住所、生年月日が書類と一致するか、そしてその書類の持ち主が申込をした本人かどうかの二点になる。
違うのは、その二点をどうやって届けるかになる。画面の中で撮って送るか、書類の写しと郵便のやり取りで確かめるかで、手数と日数の置き場所が変わる。
帯の長さは、本文に書いた数にそのまま比例させています。目盛りは 0 から最大値までを4等分した実位置に置いています。目分量では引いていません。
スマホの道は、その場で撮って送る
この道では、書類と自分の顔を続けて撮る。撮った画像はその場で送られ、写りが足りなければ画面上でやり直しになるため、封筒を待つ時間が入らない。
スマホの道で、こちらが手を動かすのは次の四つになる。順番は会社ごとに前後することがある。
- 書類を撮る
表と裏、四隅が入るように撮る。厚みのある書類は、斜めから撮るよう指示が出ることもある。
- 自分の顔を撮る
画面の枠に顔を合わせ、指示された動きをその場で行う。帽子や色の濃い眼鏡は外す。
- 送信する
送ったあとは差し替えができない画面が多い。送る前に、写りを一枚ずつ確かめる。
- 通知からログインする
確認が終わると、登録したメールに知らせが届く。そこからログインの手続きに進む。
画像がやり直しになる理由
送った画像が戻される理由は、書類の中身ではなく写り方にあることが多い。読み取れない一点があるだけで、その画像は使えないものとして扱われる。
写りで戻されるのは、次のような場合になる。撮り直しは同じ画面から続けられることが多い。
- 四隅の欠け
書類の角が画面の外に出ていると、そこに情報がなくても戻される。余白を残して撮る。
- 光の反射
書類の表面が光ると、その部分の文字が消える。照明の真下や窓際を避けて撮る。
- 裏面の記載漏れ
住所の変更が裏に書かれている書類は、裏も撮る。表だけでは、いまの住所と合わない扱いになる。
- 有効期限切れ
期限のある書類は、期限内のものだけが使える。切れていれば作り直してからになる。
郵送の道は、届いた封筒で確かめる
郵送の道では、口座の案内を本人だけが受け取れる郵便で送る形をとる。受け取るときに書類を示すことで、住所と本人の両方をまとめて確かめる作りになる。
本人限定受取と記された郵便は、宛名の本人しか受け取れない。家族が代わりに受け取ることはできず、日中に在宅できなければ郵便局の窓口へ出向く形になる。
郵送の道で、こちらが手を動かすのは次の六つになる。郵便が動く分だけ、待つ段が増える。
- 書類の写しを用意する
指定された書類を、欠けのない状態で写しにする。裏面の記載がある場合は裏も要る。
- 送る
画面から送る場合と、返信用の封筒で郵送する場合がある。どちらかは申込の画面で決まる。
- 会社側の確認を待つ
この間はこちらの手が離れる。連絡が入ることがあるため、電話とメールは見られるようにしておく。
- 郵便の到着を待つ
口座の案内が郵便で送られる。不在が続くと保管の期限を過ぎ、差出人へ戻ってしまう。
- 受け取りのときに書類を示す
配達員か窓口で、顔写真つきの書類を見せる。ここでも期限内のものが要る。
- 同封の番号でログインする
封筒の中に、ログインの番号と最初の合言葉が入っている。開けたら控えを別に取る。
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封筒が戻ってくるとき
封筒には転送不要と書かれていることが多い。転居届を出していても新しい住所へは回らないため、登録した住所と現住所がずれていると戻ってしまう。
戻った郵便は、そのまま再送されるわけではない。会社へ連絡して住所を直し、もう一度出してもらう手続きが要るため、その分だけ日が延びる。
どちらの道を選ぶかの決め方
顔写真つきの書類がなく、番号を示す書類だけが手元にある場合は、郵送の道に回ることが多い。撮る道具がそろわない場合も同じになる。
二つの道は、途中で乗り換えられる会社もある。撮った画像が何度も戻される場合は、郵送の道に切り替えられるかを問い合わせ先で確かめる。
| くらべる点 | スマホの道 | 郵送の道 |
|---|---|---|
| 手を動かす回数 | 四つ | 六つ |
| やり直しの場所 | その場の画面 | 書類の送信まで戻る |
| 口座の鍵の渡され方 | 登録したメール | 封筒の中の書面 |
| 要る道具 | 写真の撮れる端末 | 郵便が届く住所 |
| 日数の増え方 | 郵便を挟まない | 郵便が動く分だけ増える |
どちらでも変わらないこと
番号を示す役割と、本人を示す役割の二つがそろって、はじめて次の段に進む。一枚で二つを兼ねる書類もあれば、二枚組みで出す場合もある。
道を変えても、確かめる中身は減らない。スマホの道で日数が縮むのは、郵便が往復する時間が手続きから抜けるためになる。会社側が確認する時間そのものが消えるわけではない。
選んだ道にかかわらず、確かめた記録は会社の側に残る。住所や氏名が変わったときは、口座を開いたあとでも同じような書類の提出を求められる。
顔写真つきの書類がない場合はどうなりますか
番号を示す書類に、公的な保険の証や住民票の写しなどを組み合わせる形になることが多い。組み合わせと枚数は会社ごとに違うため、申込の画面で確かめる。
スマホの道を選んだのに郵便が届きました
口座の案内とは別に、取引のための書面や案内が郵便で届く場合がある。本人確認の道とは別の郵便のため、中身を見てから仕分ける形になる。
画像の撮り直しは何度でもできますか
画面を閉じるまでは撮り直せる作りが多いが、送信のあとは会社側の判断を待つ形になる。回数の上限は会社ごとに違うため、一枚ずつ確かめてから送る。
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